iTunesのインストーラはバージョンごとに保存しておこう

バージョンアップによって不具合が発生する可能性があるソフトウェアは、古いバージョンのインストーラを保存しておこう。すべてでなくてもいいが、調子よく動いていたバージョンのインストーラは、もっとも新しいものだけでも保存しておこう。
古いバージョンが公式に入手できるようになっていれば、その限りではないが、Appleの公式サイトからは最新版のiTunesしかダウンロードできない。


iTunes7.3がとても調子悪くて、よくフリーズしていた。
でもめんどくせーから、そのままにしていたところ、CDのエンコード中にWindowsが真っ青になって落ちた。以前書いたあの問題は、いまでもときどき発生している。再起動後にiTunesを起動すると「iTunes Music Library.xmlをインポート中です」のメッセージが表示されたまま、フリーズするようになってしまった。
My MusicディレクトリのiTunes内、iTunes Music Library.xmliTunes Library.itlをよそに移動してやると問題なく起動するため、そのあたりが壊れたらしい。移動したiTunes Music Library.xmlをインポートしようとしても、やっぱりフリーズする。
オーディオファイルは失われていないため、ライブラリを一から構築し直すことは可能だが、プレイリストやマイレートやジャケットの情報が失われてしまう。それは論外。とはいえ、一応やってはみた。フリーズした。話にならない。


じゃ、ダウングレードしてみよう。というところで、冒頭に戻る。
手元には、iTunes7.1.0.59のインストーラしかなかったので、やむなく7.1にするしかなかった。
iTunes7.2を含む、古いバージョンのiTunesがダウンロードできるサイトはある。ただし、Appleのサイトではない。コピーライト的にどうだろうという問題もあるが、なにより、Appleが提供したインストーラと1ビットたりとも違わないと確認することができないので、使用しなかった。
7.2は、Windows Vista対応と、iTunesStoreのDRMフリー楽曲対応。まあ、いまのところWindows Vistaは使っていないし、iTunesStoreでの買い物をしたいとも思わないので、DRMフリーとかどうでもいいのだけど。


実施した手順は、

  1. iTunes Music Library.xmlを、どこかよそに移動する。
  2. 念のため、iTunes Library.itlも移動する。たぶん削除でいい。元の場所には残さない。
  3. iTunes7.3をアンインストールする
  4. iTunes7.1をインストールする。
  5. インストールしたiTunes7.1を起動する。
  6. 最初に移動したiTunes Music Library.xmlをインポートする。

最初のアンインストールをやらないと、「もっと新しいバージョンがインストールされています」とか言われて、インストーラが終了してしまう。
iTunes Music Library.xmlが問題なくインポートできたところをみると、壊れていたのはiTunes Library.itlだったのかな。再生回数はリセットされてしまったが、プレイリストやマイレート、ジャケットは維持されている。


iTunes7.1は、問題なく起動し、動いている。
iTunes7.0で発生していた音飛びも解消されている。あのとき思ったのだ。iTunesの新バージョンで発生した問題は、次のマイナーバージョンアップまで解消されないと。
だから、あちこちで報告されているiTunes7.3の問題は、きっとiTunes7.4まで解消されない。