IIJmioにMNPしました

最近よい買い物をしたなーと思ったのが、2件ほどあったので、一つづつ書いていきます。
今回はその一つ目。IIJmioMNPしました。


うちの携帯電話は、僕がdocomoで、奥さんがSoftbankで、毎月1.7万円くらいかかっていたのだけど、ちょっと高すぎだろうといまさら思って、よく「格安SIM」と言われるMVNOを調べ始めた。


MNVOで気になるのは、速度と信頼性。
信頼性というのは、つまりそのユーザーが増えてきて、速度が遅くなってきたりしたときにちゃんと設備投資とかして改善してくれそうか、という点。その他、サービス品質を維持するために努力してくれるかという点。
という観点で、「うちはとにかく安くします」という会社は除外。
IIJすなわちインターネットイニシアティブというのは、インターネット黎明期からその発展に貢献してきた信頼と実績の企業であり、昔からネットに馴染んでいるおっさんにとって、憧れのブランドであります。まさに「信頼と実績」という言葉がふさわしい。ただちょっとお高いですよね、ということで手を出せなかったのだけど、まさか携帯電話で安くなる方向で乗り換えることになるとは思わなかった。で実際、てくろぐというブログで情報提供していたり、IIJmio meetingというイベントでユーザーと直接対話したりしていて、好感度高い。
もう一つ、こちらもNIFTY-Serveというパソコン通信サービスをインターネットより前から提供していた、niftyの提供するNifMo。こちら、わりと速度が出るという記事を見つけたりして、候補に上がったのだけど、かつてNIFTY-Serveといえば、メンテナンスをすると調子が悪くなることがよくあって、そのようなイメージが未だに抜けず。


速度について、速度検証の記事とか読むと、まあだいたい混雑時間帯は遅いみたい。平日の昼休み時間帯は、1Mbps出るか出ないかとか。
「遅くなるのかー、でもしょうがないなー、ちょっとdocomoSoftbankも高すぎるよなー」と思って、そこはガマンすることに。


なにしろ、docomoSoftbankをこのまま2年続けるのと、IIJmioMNPするのとでは、契約更新月以外の解約手数料を2人分払っても、最新端末2台分の差額が出る。最新端末2台というのは、iPhone 6sの64GBとNexus 6Pの64GB。
じゃあ、「端末実質0円」というのと同じ、のように見えるけど、違う。
まず、2年ごと縛りがなくなる。2年ごとの契約更新月でなければ、解約に1万円以上かかるという契約。これね。「うちと契約してると得ですよ」というんじゃないんですね。「うちと契約を切ると損ですよ」ということですね。いやな発想だなー。
「端末実質0円」というのも、え、それ嘘じゃない?と感じる。あれだけの端末が0円のわけがない。つまり、docomoがメーカーから無料で貰ってるはずはない。じゃあそのお金どうしてるか、といえば、ユーザーが通信料として払ったものが、端末代になっているはず。0円じゃなくて、端末代は通信料に含まれている。通信料は、どんな端末使っていても平等にかかる。ということは、2年毎に最新端末に買い換える人の端末代を、同じ端末を長年大事に使っている人が払っている。
MVNOとか調べているうちに、よくこんなのに甘んじていたなと、遅まきながら気がついた。


話がそれました。2年ごと縛りの件ですが、IIJmioの音声通話機能付き契約には、1年縛りはある。契約してから1年以内に解約すると手数料が必要。でも、以降はいつでも無料で解約できる。
通信料に端末代は含まれていないので、気に入った同じ端末を使い続けても、人の端末代を負担することにはならない。


で、実際MNPしてみました。


速度の件は、自分の使い方では、まったく気にならない。
IIJmioには高速通信を切る設定があって、200kbpsになるんだけど、3日で366MB以下なら契約したデータ量を消費しないでいられる。で、結構切っていても平気。200kbpsで平気。平日昼休みは秋葉原Ingressやってますが、200kbpsでまったく問題なし。
Instagramとかtwitterの画像とか見ようと思うと、ちょっと通信速度がほしいけど、常時必要ではなかった。特に必要でない混雑時の速度を求めて、あんな料金払うとか贅沢だったんだなー。


というわけで、IIJmioMNPしてから、通信は快適だし、精神衛生上も気分が良いです。
昼休みに携帯電話でYouTube見るような生活でなければ、結構よいんじゃないでしょうか。


次回は、Nexus 6Pについて書く予定。