ONKYO WAVIO SE-U55GX
ONKYO WAVIO SE-U55GX(B) |
BOSEといえば低音がしっかり鳴るものだけど、オンボードのサウンドプロセッシングチップでは、満足に低音の処理ができていないに違いない。これは、まともなサウンドプロセッサを買わねばなるまいて。
というわけで購入したのが、ONKYOのWAVIO SE-U55GX。USBの外付けサウンドプロセッサ。
内蔵でなくて外付けにした理由は2つ。
まず、PCの内部はノイズに満ちていると聞く。オーディオは最終的にアナログになるが、そのような環境は、そもそもアナログの信号処理に向いていないはずなので、外付けの方が有利であろうと。
第二に、うちのPCの拡張スロットは"Express"の付かない、ただのPCIである。今時PCIのマザーボードなんて売ってないので、PCIの拡張ボード買っても、次に新しいPCを組むときに使えない。現状、iTunesもDivxもいっぱいいっぱいで実行されている環境なので、1年以内には買い換えると思うし。
せっかく外付けなので、据え置きオーディオにも繋いだりして、オーディオセレクタとしても使いたいな、とか思ったら、CreativeのUSB Sound Blaster Digital Music SXと、かねがね気になっていたONKYOのWAVIO SE-U55GXくらいしか、見あたらなかった。
光ディジタルの入力があるのは当然として、SE-U5GXにはCOAXIAL(同軸ディジタル)入力がある。COAXIAL出力のあるオーディオプロセッサは見つからなかった。まあとにかく、おおこれは素晴らしいとかいって、SE-U55GXを選択。COAXIALの出力がある機器は持ってないんだけどさ。
繋いでみたところ、明らかに音はよくなった。低音もきちんと出る。
で、据え置きオーディオ、というかsonyのホームシアターなんだけど、こちらからもPCの音を出せるようになった。デスクトップから離れてノートPCを使ってるときなんかは、こっちで聴く。布団に潜り込んでるんでなければ、TVの前のテーブルでノートPCを使っているので、こうするとちゃんとステレオで聴ける。
意図したわけではないのだけど、BOSEとsonyの音を聴き比べることができるようになった。
sonyの方は、良く言えば繊細な音がする。悪く言えば、軽い。いくつかイコライジングがプリセットされているが、どうあってもBOSEのような低音は出ない。どっちが良いとか言えないんだけど、そういう傾向がある。曲によって、どちらが良いかは変わるだろう。
音質も大事だけど、スピーカーが正しく左右にあって、ちゃんとステレオの状態で聴けるというのもけっこう大事。座る位置によって、それにあわせたスピーカが使えるようになって、まあ良かった。
なお、SE-U55GXのリモコンは、付属のソフトをSE-U55GXから使うためのもので、それ以外の役には立たない。入力切り替えなどは、本体のセレクタを直接操作する必要がある。