iPod classic購入のこと



no music, no life.
おかしい。 店頭でiPod classicをさわってみて、なんかデザイン今ひとつだねとか思ったはずなのに、気がつくとオンラインのApple Storeでいつもの「no music, no life.」を入力していて、数日後には宅配ボックスにヤマト急便から荷物が届いていて、いつの間にかパッケージを一枚一枚脱がしながら写真を撮っていた。 もともと、新しいiPodの発表には、16GbytesのiPod nanoを期待していたのだけど、そういうものはなかった。動画対応したなら、容量の拡大もあってもよさそうなものなんだけど。デザインもそのうち慣れるのかも知れないけど、縦横比がTMA-1*1と同じ4:9という、偶然にしてはできすぎなスタイルがよかったので、結構残念。ていうか、太ったよね。厚さは変わってないので、体積増えてるし。



iPod classic

160Gbytes


6G and 2G
購入したiPod classicは160Gbytesモデル。まあ、ポータブルHDD代わりになるとも思えば、悪くないか。80Gbytesと比べてみると、分厚く思えたのだけど、前から持っていた2G iPodと比べると半分の厚さになっている。 まだちょっとしか使ってないけど、タッチホイールは2G iPod nanoよりは感度が抑えられている。2G nanoは、ちょっと敏感すぎたので、ちょうどいいかも知れない。 cover flowは、おもしろいっちゃおもしろいけど、おもしろいだけ。大量の曲を検索するには、当然だがまったく向いてない。余分な処理でバッテリー喰いそうな気がするので、まあ使わないでしょう。 出先で動画を見たいと思ったことは全くないのだけど、せっかくなので先日作った動画を対応フォーマットのH.264に変換して転送した。H.264てのは、わりかし「重い」動画フォーマットであって、うちの非力なPCではなめらかに再生できない。これが、iPod classicではまったく問題なく再生されて、なんとなく敗北感を味わう。液晶は結構きれいだね。 ぴかぴかの鏡面を維持したいので、プロテクタフィルムを買いに行ってみたが、まだひとつも発売されてないそうだ。3G nanoのケースはいくつも売っていて、「classic」と名付けられてしまったモデルの悲哀を感じる。HDDモデルって、先がないのかな。 当然のようにiTunes7.4以降を要求されたので、しぶしぶ7.4.2をインストール。 ときどきフリーズっぽい挙動をするのは相変わらず。CPU使用率が100%になって、再生とウィンドウの再描画がなされなくなる。しばらくほっとくと復活することもある。 そろそろPCも買い換え時なのか。

*1:Tycho Magnetic Anomaly-1。「モノリス」という名称でよく知られる『2001年宇宙の旅』のアレ。各辺の比が1:4:9で、ゼロを除く最初の三つの自然数の二乗になっている。月面の、地球から見て左下あたりの一番目立つクレーターである、ティコクレーターに検出された磁気異常によって発見される。先日、月面探査の月衛星「かぐや」がH-IIA 13号機によって打ち上げられたが、これによってようやくその手の磁気異常を発見する準備ができた。『2001年宇宙の旅』作中でTMA-1が発見された1999年に遅れること8年。先日「2010年代表への旅」なんていうコピーを見かけたが、2001年はとっくに過ぎ、2010年になっても木星に到達することはできなそうな現実を見せつけられた思いで、私は大層がっくりした。