2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『はるかな響き Ein leiser Tone』(飛浩隆(とび・ひろたか))

冒頭、アーサー・C・クラークのもっとも有名な小説を思い出したのだが、読み進めていくうちに、これはスタンリー・キューブリックだと思った。 あの音が頭の中で鳴り響く。曙光差す、あの荒野が目に浮かぶ。 人が、ものを見て、それを言葉にする過程で抽象化…