MEDIA SKIN購入のこと

MEDIA SKIN

とにかく薄い携帯電話がいいのだけど、Felicaも使いたい。
そういうわけで、au design projectの新端末MEDIA SKINはハードウェア的には、非常に興味深いものだった。


au design projectといえば、見た目はいいのに機能に不足があるという印象で、特にあんな薄い端末でFelicaが搭載されるとは思ってなかった。
いや撤回。見た目も趣味に合わないものはけっこう多かった。分厚いneonとか、丸っこいPENCKとか。


MEDIA SKINで気になったのは、ソフトの出来というか、使い勝手というか。
型番は覚えていないけど、ずーっと前に使っていたvodafone東芝端末。あれはひどかった。
たとえば、待ち受け画面から1キーで起動できるショートカットメニューに電卓を登録して起動する。電卓を使い終わって終話ボタンを押すと、「終了しますか」という確認メッセージが出る。指を移動して、決定ボタンを押す。すると、ショートカットメニューに戻る。待ち受けに戻るために、また指を移動して、もう一度終話ボタンを押す。
電卓を終了するのに「終話」「決定」「終話」と押さねばならん。連打ができればまだいいが、指の移動を伴うので、それもできない。
東芝端末は二度と使わない」と思わせるに充分な出来だった。角張った形は嫌いじゃなかったけど、ジーンズにことごとく穴が開いてしまったし。
以来、実機サンプルを試すことなく端末を買うことはなくなった。


京セラ製MEDIA SKINは、そんなに悪くない。素晴らしくいい訳ではないけど、許容範囲。
気になったところを列挙してみよう。

  • 作成中メールの保存が出来ない。中断は可能だが、再開してもメール作成画面に戻るので、ほかのメール操作はできない。
  • 動作が少し重い。特に、「ペタメモ」というショートカットメニューがもっさりしている。
  • 一画面に表示できる文字数が少ない。液晶が小さいんだから、しょうがないけど。
  • 「極小」の文字サイズは、メールとweb表示にしか指定できない。極小文字は、覗き込み対策に有効なので、入力文字にも指定したい。

覗き込み対策には、それ用の液晶フィルタを貼ればいいという向きもあろうが、あれは表示が汚くなるので好きじゃないのだ。
使い勝手が素晴らしかったのは、これまで使っていたW41CA。カシオ製。「ペンギンケータイ」と呼ぶひともいる。だからおそらく、W51CAもいいんではないか。


私は気にならないが、カメラもW41CA/W51CAの方が圧倒的にいい。解像度も高いし、オートフォーカスもついている。フォーカスがきちんとあっているというのは、きれいな写真を撮るのに非常に重要。
ただまあ、別にカメラを持ち歩いているので、携帯電話のカメラは使わないのですよ。


ボタンがピカピカなので、指紋がべたべたついてしまうのが、気になるといえば気になる。
大きさの割に、ボタンは押しやすい。W41CAのキーピッチになれているので、まだ押し間違いがあるけど。
microSDのスロットは右側。当たり前だが、ちゃんと動作状態で取り外すことができる。W51CAはバッテリを外したところにあって、あれだけ使いやすい携帯電話を作るカシオらしくない。
充電スタンドを使わないで、直接アダプタを差すコネクタは、左側の上部にある。電話しながらメモしたりできるよう、電話は左手で持つのだけど、これは使いやすい。充電しながら使うことはあまりないけど、左手で持てるようにケーブルが繋がると、やっぱりありがたい。