携帯電話が置き換えるもの
音楽
ITmediaニュース:[WSJ] 音楽携帯は“iPodキラー”にはならない
それはそうでしょう。そもそも容量が足らない。
と思ったら、その「そもそも」は上記記事では語られていなかった。
私のiPodとiTunesには、自宅に持っている音楽CDの、ほとんどすべてが入っている。
この「すべて入っている」は、なかなかに快感で、だからiPod miniがほしいと思ったことはない。iPod Shuffleなんて、問題外である。
フォーマットはMPEG1 Audio LayerIII (MP3)。ビットレートはMusicmatch*1のデフォルトだったので、当初は160kbpsにしていた。
ある時、まだ容量に余裕があったので、192kbpsでエンコードして聴いてみた。すると、これが違うような気がする。以来、音に不満を感じた曲は、192kbpsにエンコードし直している。
麻倉怜司氏は、Apple LossLess以外の劣化した音を聴くなんて、「人生の無駄」とまで言い切っているが、今のところそこまでは必要ない。そのサイズのファイルを全部収録できるHDDプレイヤーがあるとも思えないし、320kbpsで充分に区別が困難になるらしい。
今持っているiPodは、第二世代の20Gbytes。
今後登場するであろう、垂直記録を採用したHDDを搭載した大容量iPodか、現在の最大容量の60Gbytesモデルを購入した暁には、320kbpsにエンコードし直してやろうと考えている。
そんなことを目論んでいると、携帯電話など、まったく不足なのである。
カメラ
カメラも同じく。
携帯電話のカメラなど、どれだけ高性能になっても知れている。
写真のおもしろさを教えてくれたのは、携帯電話のカメラで、それはそれでよいのだと思う。いわゆるエントリーレベルのカメラが果たす役割である。エントリーレベルのカメラを買わずして、写真の入り口に立てるのだ。
だが、せめて印刷に耐えうる写真を撮ろうと思うと、携帯電話では足りない。
だから、DMX-C4を購入して、持ち歩くようになった。まあ、まだエントリーレベルかもしれないが、毎日持ち歩くにはこのくらいの大きさが限界である。