イヤホン2

http://d.hatena.ne.jp/ume-y/20040819#p1 で書いた、SHUREのE2cが断線した。購入して手元に届いたのが7月16日あたりだったので、2ヶ月持たなかったことになる。かなり早い。前のは一年くらい持ったのだが。
小寺信良氏のコラム『出張を快適にするための悪あがき(2/3)』(ITMedia)にも書いてあったが、E2cは断線しやすい。外出先で「左側にちょっとノイズが入るな」と思ったら、本当にあれよあれよという間に音がぶちぶち途切れるようになり、聞くに堪えない状態になってしまった。
保証書はあるので、モノはなんとかなると思うが、これだけ脆いと考え物である。


というわけで、帰りがけに代替品を探しにヨドバシカメラに行くと、驚いたことにE2cが売られている。以前は、この手の遮音イヤホンなど、影も形もなかったものだ。買わないけど。
代わりに上記ページにも載っている、ソニーのMDR-NC11が、定価11,000円のところ6千円強で売っていた(ちなみに、E2cは1万円弱)ので、これを買う。前機種のMDR-NC10も持っているのだが、大仏の耳のようなごついイヤーピースがちょっと気に入らない。


E2cとの比較

  • 残念なところ
    • 遮音性が劣る。

MDR-NC11はハイテクなノイズキャンセリング機構を持っている。外部の音を拾って、逆位相の音を発生させることにより、ノイズを消す。その代わり、フィット感というか密着感は耳栓ライクなE2cには及ばない。両方あわせて比較すると、遮音性は、E2cの方が優れている。E2cとMDR-NC10が同じくらいか。

    • 電池ボックスが邪魔

ハイテクなものは電気で動く。だから電池ボックスがコードの真ん中らへんについている。これがないとノイズキャンセルができない。必要悪。ちゃんとクリップが付いていて、ポケットなどに引っ掛けられるのだが、単4電池が入っていて重い。

    • ヒスノイズ様の音が入る

ヒスノイズというのは、カセットテープになじんだ世代の方はお分かりかと思うが、カセットテープの無音の部分などで聞こえる「シー」とか「サー」とかいう小さな音である。
外を歩いていたり、うるさい音楽を聴いていたりすると気にならないが、静かな部屋だと聞こえる。
ノイズキャンセリングの過程は「外部の音を拾う」→「逆位相の音を発生する」という一手間があり、これがタイムラグになってしまう。そのため、完全な逆位相とならず、その誤差が「シー」という音になるのだろう。
ただの作動音かもしれないけど。

  • うれしいところ
    • 音がいい?

ずいぶん久しぶりにソニーのイヤホンを使ったが、音がいいような気がする。もしかして、E2cって、あんまり音よくない?
ER-6を使ったときは「いい音」と思ったものだが、イヤホンのランクを下げていくうちに、分からなくなっていたのかも。


音がいいのは、大変重要なポイントなので、項目数は3対1だが、1.3長1短といったところ。
なお、MDR-NC11/10もコードが長くて邪魔。