有意義な人生

ゲームしてる時間でもっと何かできたんじゃないか、という記事。

WIRED VISION / 「ゲーマーの後悔」は終わらない

これをソーシャルブックマークにクリップしたときに、こんなコメントを書いた。


「有意義な人生」なんてのはそもそも無いんだから、楽しかったらいいんじゃないの。

で、これに☆が3個ついてしまった。はてなユーザが3人、☆をつけたということ。別に多くはないけど、ほとんどのブックマークコメントは☆がゼロなので、他とは違うなにか感じるところがあったのかなと思う。
でも、誤解されてるんだろうな。誤解されるような書き方をしてるんだけどね。


「有意義な人生」とか「意味ある人生」とかいうのがよく分からない。
「有意義」というのは、例えば、名を残すとか、金を稼ぐとか、勉強して知識や技術を得るとか、結婚して子供を育てるとか、友達を作るとか、ボランティアをするとか、軍隊に入るとか、そういうこと?
なににとって、意義や意味があることだなんだろう。人生にとって? 人生に意義や意味を付加して、ピカピカに磨き上げることに、どのような意義や意味があるんだろう。
人生に、意義や意味なんて必要ない。


有意義だから、「有意義なこと」をするんだろうか。楽しいとか幸せとか、そういう理由でなくて。それって、不純ではないのか。
楽しく幸せに過ごせたら、それはかなりいい人生だと思うのだけど、そういうのは普通「有意義」とは云われない。
そりゃ、好きなことだけやっていればいいってわけでもないだろう。でも、不幸の排除とか、気がかりなことや心を痛める事態に小さく声を上げるとか、気に入らないことに怒るとか、努力してスキルアップするとか、困ってる人を助けるとか、そういうのは全部、楽しく幸せに過ごすためにやることだ。放っておいたら、心おきなく過ごすことができないからやるのだ。それ自体が楽しいこともあるが、「有意義な人生」なんていう、なんだかよく分からないもののためにやるものじゃない。