純粋科学は役に立つか


天文学とか数学とか量子力学とか、直接実用に結びつかないと考えられている「純粋科学」。
この純粋科学的な発見について、「そんなものがなんの役に立つ? カネを費やすのは無駄だ」という意見がある。このありがちな意見に対して、ひとつ回答を思いついたのでメモ。


人工衛星を考えてみる。
気象衛星通信衛星放送衛星GPSなど、これが無いと生活はかなり不便になる。
この人工衛星を飛ばすためには、地動説、万有引力の法則、地球が丸いこと、宇宙が真空であることなどの発見が必要になる。
これらの発見があった当時、それが役に立つことが分かっていただろうか(いやまあ、地球が丸いと航路はかなり変更できるので、これはすぐに役立ったのだろうが)。
現在役立てることができないからといって、科学の探究をやめると、技術は停滞するに違いない。


実は結構前に思いついていたのだけど、なんとなく書かずにいたら、ついスラドに投稿してしまった
思いついたらすぐに書かねばならんな。