『ウルトラヴァイオレット』


"I was born into a world you may not understand."


内藤泰弘氏が、mixiで、ごくごく限られた馬鹿どもに超お勧めしていたので、観にいく。
監督は、『リベリオン』のカート・ウィマー。
いやっはっはっは。内藤氏の言うとおり、これはひどいね。話の展開に無理があるとか、つじつまが合わないとかじゃなくて、物語の体をなしていない。
最初に「ここは理解を超えた<新世界>」という声が入るのだけど、これは「理解するような作品ではない」という主張かもしれない。『イノセンス』では、荒巻が「『理解』とはおおむね願望に基づくものだ」と言ったのだけど、これをもって「理解するような作品ではないのだ」とする解釈がある。「あの真似かしら」と映画ラストに考えてみたり。
でも、見たことのないアクションが、アクションが、アクションが、すごいんです。ミラ・ジョボビッチの闘いが、美しいんです。
リベリオン』のガン=カタに衝撃を受けたワタクシとしては、これだけで満足。ファーストディ割引で、1000円だったし。


マトリックス』のあの映像と、『リベリオン』のあの闘いがお好きな方なら、オススメ、かも(弱気)。
内藤氏も書いてらしたのだけど、多分すぐに観られなくなっちゃうので、その気があるなら、お早めに。
アクションは、前半がオススメ。後半? えーと、クライマックスに近づくごとに、息切れが感じられなくも。