クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを適用する理由

このブログは、クリエイティブ・コモンズ(CC)の「帰属」でライセンスしている。
簡単に言うと、原著作者を明示すれば、二次利用でも商用でもなんでも好きに使っていいというライセンス。
別に原著作者も明示してくれなくていいのだけど、日本の著作権法上、そうはいかないらしい。


CCを適用しているのは、このブログだけではなくFlickrに登録してある写真や、よそのサイトに書いてる日記も同様。ライセンス条件が提示できるなら、ことごとく。ってほど多くもないけど。
テキストや写真で金を稼ぐつもりはないし、他の人がそれを使ってなにか得をしたなら、自分が生み出したものがそれだけの価値があったってことだから、それでいいかと。
なぜそんな感覚を持つに至ったか、自分でもよく分からなかったのだけど、『圏外からのひとこと(2006-01-15) - Web2.0 is the aggregation of "一期一会"』を読んで、なんとなく納得した。




公開したデータは、盗まれ検算されそれを取りまく人の動きを推測する為に使われ、笑われ感心され無視されトホホと言われ人を感動させ時になぜか人を立腹させ、コピーされ改変され再配布され、全ての可能な使われ方で使われ消費される。

自分の書いたソフトがWEB2.0サイト = 発酵食品説に書いた、こういう運命をたどってくれることを私は願っている。もうちょっと具体的に言えば、自分のチャチな実装は捨てられて、誰かが勝手にこのUIをうまく作り直して欲しいと思っていて、どこのブログでも、アンカーテキストにマウスオーバーすると、そのURLに関連する情報がもっとずっとカッコよく集約された形で表示されるようになることを、私は望んでいる。


これはつまり、自分の生み出したものが、「自分のもの」であることよりも、「愛される」ことを望んでいる姿なんではないか。