カプセル内視鏡に必須の機能

飲み込めるカプセル内視鏡、オリンパスが開発


胃カメラの機能を持つカプセル状の内視鏡である。口から飲み込んで、8時間後には体外に排出されるらしい。あの苦しい胃カメラから解放されるとは、素晴らしい。
また、現在のチューブ型内視鏡は、小腸を観察することができない。胃カメラはせいぜい十二指腸まで、肛門から入れる内視鏡も盲腸あたりまでである。つまり、小腸の疾患は発見が遅れがちなのだ。ところが、これは消化管の最初から最後まで通るわけで、すなわち小腸まで観察できる。


将来はカプセル型もチューブ型と同様の機能が必須になると見ており、これを可能にするキー技術として(1)磁気を利用してカプセルを自在にコントロールする全方位誘導システム、(2)電源を体外から供給する無線給電システム、(3)病変部に薬液を放出する機構、(4)体液を採取して持ち帰る機構、(6)本体にアクチュエータを搭載して自ら動き回る自走機構、(7)超音波エコー診断を内部から行える超音波カプセル──の開発も進める。


とのことであるが、ここには必須の機能が欠落している。
ディスポーザブル。すなわち、使い捨てである。
下から出てきたものを飲み込むのは、かーなーりー抵抗がある。