われわれの命

<米BSE>米側に詳細な出生日確認求めず 日本政府


国というのは、国民を守る義務がある。
日本国民へのBSE感染の危険を増大させてまで、アメリカに配慮することによって、日本国民はどのようなメリットを享受できるのだろうか。これで輸入が再開されても、吉野家に行く気にはなれない。
イラク派兵でもそうなのだが、日本国民を危険にさらしてまで得られるメリットとは何か、明確でない。危険にさらされるのは、イラクに派遣される自衛隊員だけでない。アメリカの属国というイメージが定着することにより、日本へのテロの危険性も増大する。イラク戦争は、テロを煽っているだけなのだから。
人道的にどうとか、国際世論がどうとか言うのだけど、国はまず自国民を守るべきなのだ。自国民を守れない国が、国際貢献を謳ったところで、できるものか。


アメリカへの配慮によって得られるものとして、「アメリカの機嫌を損ねない」というものがある。これは、他のデメリットを補って余りあるものなのだろうか。
小泉氏は、もっと他のメリットがあると考えているのだろうか。説明が無いので、はっきりしない。
われわれの命を危険にさらしておきながら。