愛・地球博の二つのハイビジョン2

愛・地球博では、中心のパビリオン、グローバルハウスにて、NHKとSonyがそれぞれ現行のハイビジョンを超えるハイビジョンを、シアターとして公開している。以前にも見たのだが、開催期間後半になってからNHKのコンテンツが更新されたので、再び観に行った。

NHKのスーパーハイビジョン

前回と同じく、残念ながら、その性能を実感できるような映像は、一部だった。
その一部、金閣寺は大変美しかった。木に貼りつけた金箔表面の、ぬめっとした波打っているようなツヤがでていた。
なお、開催期間前半のコンテンツでは、ひまわりのアップだけはきれいだと思った。
しかし、NHKのコンテンツはストーリーが無い。ただ映像を流すだけで、おもしろみがない。

Sonyのレーザードリームシアター

目的はNHKだったのだけど、息を呑む体験をもう一度、と思って観た。こちらのコンテンツは、前回と変わらず。
しかし、もう息を呑むことはなかった。わずか二回目にして、すでに「見たことのある映像」になってしまった。人間の順応性に残念な思いをしたのは、初めてかもしれない。
もっとも、映像の美しさは変わらない。ストーリーもあって、まあおもしろい。
今回はちょっと余裕があったので、クレジットを多少読むことができた。ナレーターは聞いたことのある声だと思ったら、原田知世氏だった。

ちなみに、モリゾーの声はボヤッキーで、キッコロの声は『ちびまる子ちゃん』のタマちゃん。