電話なんて出なくていい

古川CTO「MSにもデジタル家電のみこしを担がせて」の冒頭に、こんな記述があった。


TVを見ていたら電話がかかってきて、一番いいシーンを見逃してしまった――そんな悲しい事故をなくしてくれるシステムをマイクロソフトが提案する。


マイクロソフトが提案するシステムはさておき、悲しい事故だと思うなら、電話に出る必要は無い。
かかってくる電話に出なければならないなんて事は、まったくない。誰がかけてきたか気になるなら、留守電にしておけばいい。当人に用事があるならメッセージを残すこともあるだろうし、セールスならそのまま切るだろう。メッセージを残されない着信まで気になるなら、ナンバーディスプレイだのネームディスプレイだのを契約して、着信記録を残せばいい。携帯なら、標準で備えている機能だ。発信者番号非通知は着信拒否にしておけば、呼び出し音も鳴らないので着信に気が付くこともないだろう。番号も通知できないような電話に、出る価値はあるだろうか。


電話というのは、人の時間に断りも無く割り込むものであり、本来無礼なものであると思う。
その上、名乗りもせずに人の名前を確認する人もいる。
着信側が、自分の都合を棚に上げて、電話に出てあげる必要は無い。気が向いたときに出ればいい。