新Xacti (DMX-C5)




Xacti DMX-C5

Xacti DMX-C5



Xacti DMX-C4
SANYO Xacti DMX-C4

人と・地球が大好きなSANYOのデジカメは、DSC-MZ1あたりからウォッチしている。ワイドレンジショットなど、すごいと思ったものだ。
でも買ったことはない。継続的に性能が向上し、良いものを作っているという印象であるが、あんまり写真を撮らないので、第一世代のIXY Digitalでそれほど不足を感じなかった。
ところが、はてなフォトライフのおかげもあって、自分で写真を撮りたくなってきた。
そこで、最近新モデルが発売されたXactiである。ついにSANYOのデジカメを買うときが来たか。なにせ第一世代IXY Digitalは1600*1200しか撮れないのだ。


Xacti新モデル (DMX-C5) は、旧モデル (DMX-C4)と比較して、スリムでシャープなデザインになっているが、そのためレンズの経が小さくなっている。これはちょっと気になる。気になるついでに、主観客観交えて仕様の比較をしてみよう。

  • DMX-C4と比較して、DMX-C5で優れているところ
    • スリム (幅34mm → 23mm)
    • 直線で構成されたデザインがシャープで好み (主観)
    • 解像度が大きい (3264*2448 → 3680*2760)
    • 液晶が大きい (1.8型13万画素 → 2.0型21万画素)
    • 測光方式追加 (多分割のみ → 多分割・中央重点・スポット)
    • ムービー補正機能追加 (フリッカー軽減・風切り音軽減) (2005/04/24修正)
    • 軽い (178g → 164g)
    • スーパーマクロの合焦距離が近い (2cm → 1cm)
  • DMX-C4と比較して、DMX-C5で劣っているところ
    • レンズが暗い (F3.5〜3.7 → F3.5〜4.7)
    • 光学ズーム倍率が低い (5.8倍 → 5倍)
    • 持ちにくい (主観。あの丸っこい、厚みのある形は、実はけっこう持ちやすい)

以上のことから、ちょっと困ったことが分かる。
DMX-C5は、画素数などのわかりやすいスペックは向上しているものの、カメラとしての基本性能は低下しているのだ。
テレ端でF3.7なんて、このクラスでは突出した明るさだと思うが、F4.7という数字になってしまっている。5倍ズームであることを思うと、それでも明るいのかもしれないが、性能の低下は残念。
あと、持ちやすさというのは、手ブレの防止のためにも、かなり重要。Xactiには、静止画で使える光学手ブレ補正を待ち望んでいるが、それが無いまま、持ちやすさを損なってしまったのは惜しい。


最近はスリム化が大流行で、持ちにくいカメラが増えているが、これに追従した感のあるモデルである。非常にSANYOらしくない感じを受けた。デザインが改善されるのは喜ばしいことではあるのだけど。
質実剛健Nikonが、要領のいいCanonのようなカメラを出したら、こんな気分だろうか。*1


さて困った。
今はまだ、ちょっとデジカメを買っている余裕がないのだ。6月あたりに余裕ができる予定だが、DMX-C4は、それまで店頭に残っているだろうか。


修正 (2004/04/24):
ムービー補正機能は、DMX-C5、DMX-C4ともに同じでした。DMX-C4のパンフレットに記載がなかったので、無いものかと思いこんでいました。

*1:もちろん、「質実剛健Nikon」とか「要領のいいCanon」というのは、私の個人的な印象である。