選挙

「必ず選挙行け」っていう主張は、なんかそれはそれで民主主義ではないかなーと思う。公職選挙法に違反しなければ、棄権も含めて自由にできるべきではないかしら。
で、自由にするのはいいんだけど、その自由にやった結果、どういうことになるんだろうと考えてみた。

白票を投じる

白票の数を気にする当選者っているのかな。
いるとして、「投票したい候補者がいない」というメッセージでしかなく、じゃあどんな候補者がいいのか、というのがわからないので、当選者としてもどうしようもないんじゃないか。

投票用紙に「ご意見」を書く

この「ご意見」を読む機会がある人ってどのくらいいるんだろうか。
読む人がいるとして、開票する人が1人だけか、クロスチェックがあるとして2人とか。ほかにいろいろあったとして、5人も読まないんじゃないか。
当選者に、「ご意見」が伝わるとは考えにくい。

上記二つを含む無効票を投じる

投票率が上がる。
「これだけ高い投票率で、我が党が第一党になったわけだから、国民の支持は厚い」なんていう主張されちゃうかも。その主張の中で、無効票がどれだけあったかなんて無視されるし、そこを気にして調べる人もあんまりいない。

棄権

無効票みたいにいたずらに投票率あがったりはしないけど、政治になにか反映されることもない。

もっともマシな候補者に投票

これが一番マシなように思う。
もっともマシな候補者が一番人気になったとして、次の選挙では「ああいうのが票を得るのだ」と考えた候補者たちが、その「マシ」周辺の主張をするんじゃないか。その中でまた、もっともマシな候補者を選ぶと。
これを繰り返すうちに、じわじわとマシになっていかないかしら。

現状

今回の参院選民主党過半数取らないで、またねじれ国会になっても困るんだけど、大勝されてもいやだなーというところで、どうしたもんでしょうね。